高校生と商品開発、今回は「アンブレラハンガー」
企画・開発に加え、イベントでの販売も
2024年度も、尼崎市立尼崎双星高等学校の「課題研究」の授業に参加しました。
2022年度の「みかん皮むき器」、2023年度の「機能性カラビナフック」に続き、2024年度はどんなアイデア商品ができたでしょうか?

- ・期間:2024年4月~2025年2月(生徒は11月に中間プレゼン、2025年2月に最終プレゼン)
- ・内容:PBL型授業への参加
- ・テーマ:端材を活用したアップサイクル商品の企画・開発、販売

当社では、端材を活用したアップサイクル商品の企画・開発、販売を行う「ハザクルラボ」というプロジェクトを展開しています。
高校での授業もこの一環で、当社スタッフが週に2回、講師として授業に参加。アップサイクル商品のアイデアを高校生たちが出し、一緒に企画、開発を進めました。また、専門の講師を招き、マーケティング実践講習やパンフレット制作講習といった講義も実施しました。
そして今回、生徒たちが開発した商品は……
「アンブレラハンガー」です!

スタッフが商品を製作し、高校生たちは、2024年11月16日(土)にあまがさきキューズモールで行われたイベントに出展。実際に販売活動も行いました。当日は、スタッフも会場で生徒をサポートしました。


最初は苦戦するも、工夫を重ねて売り上げに
当日、サポートしたスタッフのレポートです。
「今年度は、アイデアを出し、商品化してショッピングモールのイベントで実販売することが生徒たちへのミッション。
当日はチラシ配りや接客に最初は苦戦しながらも、販売方法や商品説明などを自ら考え直し、1日で82個の商品を売り上げました!
生徒たちは、やりがいや達成感、喜びを感じられたと思います。
企画、開発、販売と、実社会で使えるマーケティングを学んだことで、製造業のモノづくりの楽しさや難しさを感じてもらえたのではないでしょうか」。

学校の授業への参加を通して得られた成果
同校の授業に参加し、商品開発を行うことで、さまざまな成果が得られました。
- ・問題解決スキルや柔軟な思考を養うことができる(多角的な視点)
- ・チームワークとコミュニケーションの強化(多様性を高める)
- ・教育機関との関係が強化され、学生に関わる機会が多くなり、若年層にも自社をPRできる
- ・パートナーシップの構築(多業種の方とのつながり)
- ・企業のブランド向上(多種多様な経験と知名度アップ)
- ・教育、啓蒙活動による社会貢献によって、従業員の誇りとモチベーションアップにつながる
- ・学生と一緒に新しいアイデアを考える場となり、イノベーションの創造が推進される
高校生との授業を終えて
商品開発の過程では、高校生のアイデアを具現化することが大変でした。
そこはやはり、「百聞は一見に如かず」。試作品を生徒に見せることによって、デザインや機能性のアイデアが飛び交うようになりました。
本業の合間を縫って製作したので時間に追われる日々でしたが、生徒たちと作り上げて共有できる喜びが、活力、財産になりました(個人的にも、会社にとっても)。
※PBL型授業とは、Project Based Learning:課題解決型学習、または、Problem Based Leaning:問題解決型学習とされる学習方法